御所車文

平安貴族たちが用いた牛車で、王朝時代の「源氏物語」の象徴として「源氏車」とも呼ばれています。回り続ける車輪が、永遠に続く幸せを連想させます。

婚礼―御所車―

大正から昭和初期に仕立てられた若い女性の振袖の一部です。 御所車とは、平安貴族の乗り物である牛車のことです。王朝時代の物語「源氏物語」の象徴としても扱われ、源氏車と呼ばれることもあります。王朝文化の象徴として、工芸品や染織品にも用いられてきた古典的で雅な文様です。 立身出世や富貴繁栄などに加え玉の輿にも通じる縁起を持ち、車輪がどこまでも回り続けることから、幸せが永遠に続くこと連想させます。そのため、おめでたい文様として、現代でも婚礼用の振袖、打掛、帯などに盛んに使われています。 御所車を囲んで牡丹や菊などの花々が豪華に咲き誇る色鮮やかな着物地は、時を越えて婚礼の華やかさや花嫁の溢れんばかりの幸せのイメージを伝え、今もなお私たちの目を楽しませてくれます。

御所車文

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